BRUCITE
【ブルース石・水滑石(すいかっせき)】
どんな石?
「ブルーサイト」という名前からブルーの鉱物を想像したくなるが、その色は白、黄色、淡い緑に青など多様である。それもそのはず、ブルーサイトとは色ではなくアメリカの鉱物学者アーチボルド・ブルースにちなんだ名称であり、ブルース石とも呼ばれている。和名は水滑石だが、滑石(タルク)とは異なる分類の鉱物である。硬度がきわめて低い上に、衝撃を加えると一定方向に割れる性質(劈開〈へきかい〉性)を持つため、ひっかくこともぶつけることも厳禁である。
もっと詳しく
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分類
水酸化鉱物
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化学組成
Mg(OH)2
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色
白、黄色、緑、青など
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産地
アメリカ、ロシア、パキスタンなど
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条痕
アメリカ、ロシア、パキスタンなど
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モース硬度
2~2.5
結晶の形
八面体
三角形の面が8つある立体
柱状
細長い柱のような形で先が尖っているものもある
六面体
四角形の面が6つある立体
十二面体
五角形の面が12個ある立体
板状
板のように平たい形
鉱物の加工
ラフ
大きな結晶を砕いたままで磨かれていないもの石らしくゴツゴツしている
タンブル
大きな結晶を砕いたのち磨いたもの磨かれたことによって元々の輝きや透明度が増す
スライスカット
平たくカットして磨いたもの表面の模様が見やすい
ファセット
石の表面を多数の切り口でカットして磨いたもの計算されたカットから反射した光が輝く
カボション
ドーム状にカットして磨いたもの。真上から見た形は様々で石の模様や色が際立つ
鉱物を知る