PINK SCOLECITE
【ピンク色のスコレス沸石(ふっせき)】
どんな石?
独特の針状結晶が興味深く、「絹糸のような光沢を持つ石」として人気を集めるスコレサイト。和名の「スコレス沸石」から分かるように、工業分野で様々な用途に使用されている沸石(ゼオライト)の一種である。炎を近付けると虫のように丸まる様子から、細長い虫を意味するギリシャ語「skolex」にちなんで命名された。無色から白、赤、緑などが存在するスコレサイトの中で、こちらのピンクスコレサイトはまろやかなピンク色が印象的。原石には針状の結晶が集まって柱状に成長したものもあれば、放射状に成長して塊状になったものもあり多様な形状が面白い。
もっと詳しく
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分類
ケイ酸塩鉱物
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化学組成
CaAl2Si3O10·3H2O
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色
ピンク
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産地
インドなど
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条痕
白
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モース硬度
5~5.5
結晶の形
八面体
三角形の面が8つある立体
柱状
細長い柱のような形で先が尖っているものもある
六面体
四角形の面が6つある立体
十二面体
五角形の面が12個ある立体
板状
板のように平たい形
鉱物の加工
ラフ
大きな結晶を砕いたままで磨かれていないもの石らしくゴツゴツしている
タンブル
大きな結晶を砕いたのち磨いたもの磨かれたことによって元々の輝きや透明度が増す
スライスカット
平たくカットして磨いたもの表面の模様が見やすい
ファセット
石の表面を多数の切り口でカットして磨いたもの計算されたカットから反射した光が輝く
カボション
ドーム状にカットして磨いたもの。真上から見た形は様々で石の模様や色が際立つ
鉱物を知る