石油は化石なのか
石油は自動車の燃料として使われたり、電気やペットボトルを作ったりするのに使われています。どれも私たちの生活になくてはならないものです。これらの原料となる石油は、プランクトンなどの死がいから長い年月をかけて作られています。
プランクトンが死んで海や湖の底にしずむと、その上に土や泥(どろ)がかぶさっていきます。次第に周りの土などから圧力を受け、バクテリアや地下深くの熱の影響(えいきょう)も受けるようになります。そうしてプランクトンの死がいは燃えやすい成分に変化をし、石油になります。
このように石油は化石と同じように作られることから、化石燃料と呼ばれています。化石というと遠い昔のもので私たちの生活に関係のないように思いますが、意外と身近なものでもあるんですね。他にも化石と気づかずに接しているものがみんなの周りにあるかもしれません。