
化石とは何か
化石とは、何万年、何億年前という大昔に生物が生きていた証しです。
生物が死んで土の中にうまった後、長い時間をかけて石化していくことで、できます。

上の写真のように生物の体が石になったものをよく見かけますが、
実は体でなくても化石になるものがあります。
それは生物が生活していた跡(あと)です。
跡とは足あとや巣穴、うんちなどのことを指します。

うんちの化石は「コプロライト」と呼ばれていて、何を食べていたのかを知る手がかりです。
また化石というとカチコチの石を想像しますが、そうではない化石もあります。
例えばマンモスの毛です。

永久凍土(とうど)で冷凍された状態で保存されることにより、ふつうは残らない
やわらかい毛までもが保存されます。
このように色々な形で化石が残されていることで
今は絶めつした生物が大昔にどのように生きていたのかを知ることができるのです。