TRAPICHE AMETHYST
【歯車模様の紫水晶】
どんな石?
放射状に伸びる6本の線が描く歯車のような模様。このような模様が見られるアメジスト(紫水晶)をトラピッチェアメジストと呼ぶ。いかにしてこの興味深い模様が形成されるのか、その詳しいメカニズムはまだ解明されていない。同じ特徴を持つ鉱物としてトラピッチェエメラルド、トラピッチェルビー、トラピッチェサファイアなどがある。中でも特に有名なのは、1960年代にコロンビアで産出し始めたトラピッチェエメラルド。「トラピッチェ」とはコロンビアの公用語であるスペイン語でサトウキビの圧搾機を意味する。この機械の歯車のような模様を持つエメラルドがトラピッチェエメラルドと呼ばれるようになったのが、鉱物界における「トラピッチェ」という言葉の由来である。
もっと詳しく
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分類
ケイ酸塩鉱物
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化学組成
SiO2
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色
紫
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産地
ブラジル、マダガスカル、インドなど
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条痕
白
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モース硬度
7
結晶の形
八面体
三角形の面が8つある立体
柱状
細長い柱のような形で先が尖っているものもある
六面体
四角形の面が6つある立体
十二面体
五角形の面が12個ある立体
板状
板のように平たい形
鉱物の加工
ラフ
大きな結晶を砕いたままで磨かれていないもの石らしくゴツゴツしている
タンブル
大きな結晶を砕いたのち磨いたもの磨かれたことによって元々の輝きや透明度が増す
スライスカット
平たくカットして磨いたもの表面の模様が見やすい
ファセット
石の表面を多数の切り口でカットして磨いたもの計算されたカットから反射した光が輝く
カボション
ドーム状にカットして磨いたもの。真上から見た形は様々で石の模様や色が際立つ
鉱物を知る