GOLDEN AMPHIBOLITE
【金色の角閃岩(かくせんがん)】
どんな石?
金色の光沢に思わず目を奪われるこの石は、角閃岩(アンフィボライト)の一種。しかし一般的な角閃岩は、黒やグレーの地に白い斑点が入った「どこにでもありそうな岩」といった外観をしている。ゴールデンアンフィボライトの魅力的な光彩の謎を解き明かすべく、1988年に詳細な調査が実施された。その結果、長い年月のうちに角閃岩の成分が分解・変質し、そうして生成された針鉄鉱(しんてっこう)や赤鉄鉱(せきてっこう)が独特の輝きを生み出していることが判明した。平凡な岩石のように見える角閃岩の、輝くゴールデンアンフィボライトへの華麗な変身は非常に興味深い。
もっと詳しく
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分類
岩石
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化学組成
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色
茶色~金色
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産地
アメリカ、オーストラリアなど
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条痕
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モース硬度
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結晶の形
八面体
三角形の面が8つある立体
柱状
細長い柱のような形で先が尖っているものもある
六面体
四角形の面が6つある立体
十二面体
五角形の面が12個ある立体
板状
板のように平たい形
鉱物の加工
ラフ
大きな結晶を砕いたままで磨かれていないもの石らしくゴツゴツしている
タンブル
大きな結晶を砕いたのち磨いたもの磨かれたことによって元々の輝きや透明度が増す
スライスカット
平たくカットして磨いたもの表面の模様が見やすい
ファセット
石の表面を多数の切り口でカットして磨いたもの計算されたカットから反射した光が輝く
カボション
ドーム状にカットして磨いたもの。真上から見た形は様々で石の模様や色が際立つ
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